9 特別区合格!
塾や友人に支えられ、最後の挑戦で見事合格!(K.Mさん)
私は、5月〜6月の特別区をはじめとする試験、9月の市役所試験共になかなかいい結果を出すことができませんでした。
正直、民間で働くことも考えました。しかし、今考えるとちょっと大げさかもしれませんが、ここであきらめることになれば、死ぬ時に自分はこのことを後悔するだろうと思いました。かなり長い間悩み続けましたが、家族や友人、そして何より塾長はじめ五十嵐先生、スタッフの方々の支えを受け、最後にもう一度、今年一年だけ試験にチャレンジしてみようと思いました。
今年はとにかく第一志望の特別区になにがなんでも合格するという気持ちを胸に、特別区に合わせた勉強に力を注ぎました。
勉強中はつらいことや悩んだこともありましたが、第一志望の特別区に合格することができ、再チャレンジしてみて本当に良かったと思っています。
勉強スケジュール・勉強法
〈択一対策〉
10月〜3月
私は大学も卒業し、この期間はフルタイムではないのですが、働きながら勉強していました。このときの目標は、コートを着ている間の寒い時期にとにかく基礎を完璧にすることでした。
具体的には、仕事の前後に、どのページに何が書いてあるか分かるくらいまでレジュメを何度も見て覚え、レジュメの問題を解きました。
それに加え、私の第一志望である特別区で働いている友達に協力してもらい、不合格の原因を分析しました。なぜ今まで落ちてしまったのか、その原因を徹底的に分析し、どの教科があと何点足りないのか、どこに穴があるのかを確かめていきました。
また専門記述と論文(自分のもの、他の人の優秀論文)もできるだけ目を通すことを心掛けていました。そうしているうちにあっという間に時間が過ぎていきました。
4月
試験に集中するために、3月で仕事を辞め、もう後がなくなりました。今年で最後にするつもりで考えていたので、4月からは勉強できる時間は全て勉強しました。特に、試験の4週間前からは起きたらまず、特別区と都庁の過去問を使いながら、私の苦手な教養、その全般を文章(日本語、英語、古典)、資料、数的、判断、空間、人文、自然と順に時間を計りながらやりました。そして、頭が疲れたり、細切れ時間には人文と自然の暗記、Z会の速読英単語の音読を毎日少しづつやりました。
また、専門は過去問を解き、分析した結果、基本的な知識が問われる問題がほとんどだったため、とにかくレジュメとレジュメの問題と六法、そしてできる範囲で今まで使ってきたスーパー過去問ゼミも見直しながら解きました。
この時期はとにかく自分の穴をうめつつ、手に入る全ての特別区の過去問をできるようになるまで解くことに力を注ぎました。過去問を解く際には、文章や資料にしてもただ解くのではなく、どうしてこの選択肢が正解なのか、他の選択肢のどこが間違っているのかを分かるまで考えながら解きました。また、人文、自然、専門の問題でもわからなかったり、あやふやな選択肢は大学受験に使った教科書、参考書と塾のレジュメを使い、調べました。
過去問にしろ、レジュメの問題、スーパー過去問ゼミにしても一問一問を正確に確実に解きつつもできるだけ本番を意識してスピーディに解くことを心掛けました。
また、特別区は教養論文がとても重要なので五十嵐先生の論文道場や直前期の都庁・特別区の論文対策には必ず出席し、出そうな題については時間を計って書き、五十嵐先生に必ず添削をしていただきました。論文は形式を意識しつつ、背景分析をしっかりし、中学生でも分かるようにとにかくわかりやすい文章で書くことを常に心掛けました。
そして、専門記述はポイントだけまとめたものを家の壁に貼りよく見るようにしたり、塾で配布されたプリントを声に出しながら覚えるようにしていました。
〈面接対策〉
まず、特別区で働いてる友達に話を聞いてアドバイスをもらいました。そして、主に大学時代からの自分を振り返り自己分析をしました。私は2年前に大学を卒業し、ずっと勉強していたせいかなかなか大学時代のことをリアルに細かく思い出すことができず、通っていた大学や所属していたゼミに足を運んだりしながら、自分が面接官だったらどんなことを聞いてくるだろう、何を知りたいと思うだろう、私のアピールできるところは何だろう、私とはどういう人間だろうか、ということをまずぼんやりと毎日考えました。
そして、合格した友達のアドバイスを参考に一つの質問の回答に対しても、それはどうして?WHY?を繰り返してノートを2冊分まとめました。
そして、五十嵐先生の面接講座を受け、5回の模擬面接を受けました。この2つは本当に受けて良かったと思います。
最後に
試験の一ヶ月前くらいは緊張とプレッシャーからなかなか食事が喉を通らず、もしも今年も落ちてしまったら・・・と考えると震えてなかなか眠れない日や勉強が終わらない自分が情けなくて、悔しくて涙が止まらない日が続きました。そして、択一試験当日も体調は良いとは言えず、教養論文では少し予想外の出題だったので、問題を見た瞬間は一瞬クラッときて軽いパニックになりました。けれども、とにかく今の自分の力で書けることを分かりやすく書こうと目の前の論文にとにかく集中することを心掛けました。その後は二次の面接試験の10分前にも気持ち悪くなり、トイレに急いで駆け込み、本当にどうしようかと思いましたが・・・なんとか気持ちを立て直して乗り切ることができました。
このような出来のいいとはいえない私でも合格することができたのは本当に喜治塾と喜治塾で出会った友人たち、家族、地元の友人などたくさんの人がいつも応援し、支え、助けてくれたからだと思います。本当に心から感謝しています。私を助けて下さった皆さん本当にありがとうございました。
今勉強を頑張っている受験生の皆さん、どうかどうか試験中は最後の1秒まであきらめないで下さい。そして、とにかくどんな状況でも試験が、面接が終わる瞬間まではあきらめずに、必ず合格すると常に自分に言い聞かせ、できる限り自分を信じる努力をしてみて下さい。皆さんが喜治塾で仲間をつくりながら勉強し、試験に合格できることを心から祈っています。
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